「ありがとう」は魔法の言葉。小さな感謝を、毎日の習慣に。

「ありがとう」は特別な日だけの言葉じゃない

妻に対して「ありがとう」と口にしたのは、いつが最後ですか?

誕生日や記念日、何か特別なことがあったときにだけ言っていませんか?

実は「ありがとう」は、もっと日常にこそ必要な言葉。
食事を作ってくれたとき、洗濯物を取り込んでくれていたとき、
ふとした瞬間にかける「ありがとう」は、心をそっと温める力を持っています。

感謝を伝えるだけで、夫婦の空気が変わる

洗い物や洗濯ものなど、いつもの日常に対して感謝を伝えただけのなのに、夫婦の空気が変わります。

とても穏やかで、いつもイライラしていた奥さんも「手伝って」と怒らずに過ごしてくれている。

「ありがとう」は家庭を円満にするために無くてはならない存在です。

この「ありがとう」の効果は、家庭でなくビジネスのシーンでも効果的だということを知っていますか?

職場の後輩や新しいプロジェクトを任せたい人へ感謝を伝えると、相手の自尊心を上げ、期待してるよという想いも含まれているため、自分が頼りにされていると感じ、仕事に注力してくれます。

不思議なことに、言われた側だけじゃなく、
「ありがとう」と言った自分の気持ちも整っていくんです。

ちょっとイライラしていた気持ちが和らいだり、
忙しさに飲み込まれていた心に、ふっと余裕が生まれたり。

感謝の言葉は、言葉以上の効果を持つ魔法のようなもの。
たった一言で、ふたりの関係にやさしい空気が流れます。

■ でも、やっぱり照れくさい…?

そうなんです。
「改まって言うのはなんだか照れくさい」
「いまさら言わなくても伝わってるだろう」

多くの夫がそう思っています。
でも、実は妻も同じように思っているかもしれません。

伝えたい気持ちはあるのに、お互いに“言葉”にできないまま、
もったいない時間が過ぎていくのは、すこし寂しいことですよね。

■ 照れずに「ありがとう」を伝える3つの工夫

  1. 目を見ずに言ってもいい
     ― 背中越しや、家事をしながら、でも伝わります。
  2. LINEやメモで伝える
     ― 直接言えないときは、スタンプでもOK!
  3. “いつもありがとう”ではなく、“○○してくれてありがとう”にする
     ― 「お弁当、美味しかったよ。ありがとう」など、具体的に言うと伝わりやすい。

■ 今日からできる“ありがとう”習慣

「1日1回、ありがとうを伝える」と決めてみる。
最初は意識しないと忘れてしまいますが、1週間もすると、
自然とタイミングを探すようになります。

この“習慣化”が大切です。
慣れてくると、無理なく、当たり前のように「ありがとう」が言えるようになります。

■ そして、伝わるのは言葉以上のもの

“ありがとう”は、
「あなたのことをちゃんと見ているよ」
「してくれたことに気づいているよ」
そんな想いを伝えるメッセージでもあります。

それが、ふたりの信頼や安心感につながっていきます。自分ばっかりが努力するのは、嫌だな。と感じることもありますが、自分が変わると相手からも感謝の言葉が生まれてきます。

目には目を。歯には歯を。

昔からの言葉があるように、「感謝には感謝を」奥さんから返してくれる日が来るでしょう。

■ 最後に

夫婦の関係は、特別な出来事よりも、日々の積み重ねでできています。
その中で交わされる「ありがとう」は、シンプルだけどとても力強い言葉です。

ぜひ、今日から。
小さな感謝を、口にしてみてください。

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